問いのリーダーシップ研究会

問いのリーダーシップ研究会とは

立場にかかわらず「問い」で変化を生み出す、新しいリーダーシップの形を探っています。
業界も分野も違う仲間が、お互いの職場や地域を訪ねあい、学び合う「大人の部活」です。

はじめての方へ研究会のことを、ざっと見る

「ようこそ!受付」の札と資料が並ぶ受付の机壁に貼られたグラフィックの記録を眺める参加者たち書き初めの問いを手にした参加者の集合写真輪になって座り、物語に耳を傾ける参加者たち壁に掲げられた呼びかけの問い問いの紙を手に、聞き合う参加者たち
WHY NOW

まずは、ひとつ試してみてください

01

いま、あなたが座っている「お尻の感覚」は、どんな感じ?

02

あなたがいる空間に、「赤いもの」はいくつある?

03

いまから三十分のあいだに起きることが、1年後のあなたにとって重大な意味を持つとしたら、それは何だろう?

問いをひとつ受け取るたびに、注意の向かう先が、からだへ、部屋へ、そして未来へと動いたのではないでしょうか。研究会の当日も、この小さな実演から始めました。

問いには、人の注意や意味づけを変える力があります。そしてその力は、実際に世界を変えてきました。

IF

もし、動いているのが地球のほうだとしたら。

IF

もし、人権が一部の人だけでなく、誰にでもあるとしたら。

IF

もし、子どもが小さな大人ではなく、独自の世界を生きているとしたら。

IF

もし、この弱い接着剤を、よいことに使えるとしたら。

IF

もし、千曲をポケットに入れて持ち歩けたら。

これらの問いは、私たちの世界に新しい問題をつくり出し、新しい解決策を生み出してきました。私たちはいま、その問いの後の世界を生きています。

「そもそも『問い』にはどんな力があるのか?」と映したスライドの前で話すホスト

問いの力は、どちらにも向く

では、この力はいま、どんなふうに使われているでしょうか。

「なんでまだできないの?」「誰のせいなのか?」「こんなことで損をしていませんか?」。同じ問いでも、場面しだいで人を励ましもすれば、追い詰めもします。人を動かす力があるからこそ、問いはどちらにも転ぶ。私たち自身も、気づかないうちに、どちらかの使い方をしているのかもしれません。

そしていま、私たちのまわりには、通知やおすすめ、たくさんの情報があふれています。自分の中に問いが生まれる前に、誰かが用意した答えや問いが次々と届く。何に注意を向けるかを、案外、自分では選んでいないのかもしれません。

もし私たちが、この問いの力に、より意識的になり、ずっと向き合いたかった問いを、身近な人と一緒に立て、抱えてみたら、職場や地域で何が起きるのか。研究会では、それぞれの現場で試したことを持ち寄りながら、その可能性を探っています。

緑のペンで書かれた英語の問い How may my personal practises enhance my leadership for a more peaceful and sustainable world?
「私の日々の実践は、より平和で持続可能な世界のためのリーダーシップを、どう育んでいけるだろうか?」(師のことば)
WHAT WE CALL IT

いまの仮の定義

問いの力は、リーダーシップとつながっています。リーダーシップと聞くと、大きなことのように感じられるかもしれません。「大事な話を呼びかけること」は、特別な力や権力、人望がある人がやることのように見えます。

けれど、本当に大事な話は、日常の一瞬一瞬に埋め込まれています。隣の席の同僚に何を話しかけるのか。会議の場で、どんな質問を投げかけるのか。

その一つひとつの問いが、私たちの注意の矛先を変え、関係性を変え、やがて組織や社会の変容につながっていく。それが、私たちが「問いのリーダーシップ」と呼ぶものです。

個人の問いの探究から始まり、チーム、組織や社会というシステム全体へと波及していくリーダーシップでもあります。

HOST YOURSELF から COCREATE へと広がる同心円を描いたグラフィック
個人 チーム 組織 社会
めくる
HOW WE PRACTICE
1DAY研究会のめぐり01呼びかけ02物語を聴く03問いを立てる04問いの地図05月曜日へ
壁に掲げられた呼びかけの問い輪になって座り、物語に耳を傾ける参加者たち範囲・前提・構成と書かれた模造紙と、床に並べた WHY・WHAT・HOW の札の前で話すホスト付箋の問いを貼った模造紙を囲み、話し合いを分かち合う参加者たち肩を組んで輪になり、ふりかえる参加者たち
01CALL呼びかけの問いを掲げる

回ごとに、入口になる問いをひとつ掲げます。品川では「未来が見えない時代の課題設定力とは?」と「あなたにとって大切な話をしませんか?」、江別では地域の水がテーマでした。

SO FAR
  1. 2024–25ONLINE オンラインArt of Hosting Japan 実践者ラボ

    実践者ラボと「問いの稽古」

    Art of Hosting 実践者ラボのウェブサイト
    ラボのウェブサイト
    スマートフォンで開いたラボの専用アプリ
    専用アプリ
    学びのライブラリ、自己紹介、レポートの画面
    アプリの中の画面

    2024年から約1年間、Art of Hosting を日本の現場で試行錯誤する人たちが、会員制で学び合うオンラインの実践コミュニティ「Art of Hosting Japan 実践者ラボ」をひらいていました。専用のアプリと、会員だけのSNSまでつくりました。ホールシステム・アプローチ、ストーリーテリング、場のオーガナイズ、対話の評価指標(ルーブリック)づくりなど、毎月さまざまな「はたらきのアート」を実験的に稽古するなかで、参加者に自然と選ばれることが多かったのが「問い」でした。

    そこから月に1回の「問いの稽古」が生まれ、いまの実践コミュニティ(対面の場に参加した人たちの Discord)の土台になっています。

  2. 202501.20–26 東京with Toke & Mary Alice

    Toke と Mary Alice を迎えた一週間

    Reunion に集った仲間とToke、Mary Alice の集合写真
    Reunion(ソニーシティ大崎)
    手書きの問い How may my personal practices enhance my leadership…
    持ち寄った問い
    フロー・ゲームの卓を囲む
    The Flow Game
    ホストトレーニングの問いのカード
    ホストトレーニングの問い

    Art of Hosting の共同創設者 Toke Paludan Møller さんと、グローバルの世話人 Mary Alice Arthur さんが来日し、問いを軸にした場が続いた一週間でした。

    • 01.20Art of Hosting Japan Reunion合宿の経験者とその仲間が集った同窓会(ソニーシティ大崎)
    • 01.21Workshop: The Art of Powerful Questions在日のデンマーク・英国・スウェーデンの商工会議所などとの共催。問いを見つけ、かたちにし、研ぎ澄まし、フロー・ゲームで行動へつなげる一日
    • 01.24–26The Flow Game ホストトレーニング90年代にデンマークで生まれ、一人ひとりが持ち寄った「大切な問い」を、同じ卓を囲む仲間との対話で深めていくボードゲーム型の対話の場。そのホストを学んだ三日間で、呼びかけ人の反町はここで国際認定ホスト(FLOW GAME HOST #341)になりました。その後の実践に大きな影響を残した時間です

    “A question is more than just a tool; it’s a doorway to transformation.”

    Reunion の呼びかけ(Peatix) The Art of Powerful Questions(SCCJ)

  3. 202602.01 神奈川・横浜 AGC横浜テクニカルセンターArt of Hosting ギャザリング2026

    「問い」の書き初め & OST新年会

    墨で書いた問いの書き初め
    問いの書き初め
    床に紙を置いて問いを書く
    問いを書く
    書き初めの問いを手にした参加者の集合写真
    みんなの書き初め
    壁に貼り出された問い
    壁に並んだ問い

    2026年の抱負を「目標」ではなく「問い」のかたちで書き初めし、みんなで聞き合い、磨き合ったあと、OST(オープンスペース・テクノロジー)でひらいた半日。集まった約40人のうち、半数以上がこの輪に初めて触れる人でした。問いを、部活の仲間のように一緒に稽古する。研究会の「大人の部活」という形は、ここで語られたアイデアから来ています。3月の旭川合宿の前夜祭でもありました。

    開催レポート(note) 当時の呼びかけ(Peatix)

  4. 202603.19–22 北海道・旭川Art of Hosting 旭川 2026(3泊4日の合宿)

    ひとつの呼びかけの問いから

    輪になってはじまる合宿の朝
    輪になってはじまる
    ホワイトボードに描かれたハーベスト
    ハーベスト
    だるまに問いを書き込む手
    だるまに問いを書く
    最終日、肩を組む参加者たち
    最終日

    合宿の呼びかけの問いは「ずっと向き合いたかった問いにともに取り組む力を鍛えたら、私たちはどんな未来を今生き始められるだろうか?」でした。その場で、呼びかけ人の反町が「これからの時代、問いの基礎体力を上げる必要がある。だから本とワークショップをつくって、全国をまわります」と言ったことが、この研究会の発端です。本を一人で書き上げるより先に、みんなで問いと遊びながら筋肉をつける場をひらくことにしました。

    4日間の記録(ハーベストサイト) 合宿の始まりに書いたこと(note) 当時の呼びかけ(公式サイト)

  5. 202607.13 北海道・江別

    地域の水をテーマに、問いを出しあう

    半導体工場の排水と、私たちの飲み水。この手の話し合いでは「専門家が勝ってしまう」ことが多いなか、問いを探る話し合いではそれが起きませんでした。一部の人が正義感から啓発するのではなく、好奇心から共に動くつながりが生まれ、みんなで現地視察に行こう、という話にまでなりました。

  6. 202610.03 品川・ソニー本社1F Creative Lounge第0回・公開パイロット 1日目

    未来が見えない時代の「課題設定力」とは?

    テーブルを囲んで問いを書き出す参加者たち
    テーブルで問いを出す
    「場の共通認識をもつには?」などと書かれた問いのカード
    三つ選んだ問い
    ホワイトボードの前で問いを読み上げる参加者
    問いを読み上げて貼る
    付箋が集まったホワイトボードを囲む参加者たち
    問いの地図を囲む

    この日、参加したみなさんがつくった問いの地図です。写真を押すと、付箋に書かれた問いを、貼られた位置のまま文字で読めます。

    ホワイトボードに貼られた付箋の問いの地図。見出しに「個」「組織における問い」「カオスと問い」など
    問いの地図(ホワイトボード)
    模造紙に貼られた付箋の問いの地図。見出しに「未来の話」「問いはプロジェクトではなく営み!」「問いの種」
    問いの地図(模造紙)

    個人の課題感に留まるのでもなく、専門家による一方的な診断でもない。「これは私“たち”にとって解くべき価値のある課題だ」と思える対象は、組織の中でどう育まれるのか。組織における課題設定のあり方を、みんなで考えた一日です。

    当時の呼びかけ(Peatix)

    ホスト:伊勢田麻衣子・出山実・反町恭一郎

  7. 202610.04 品川・ソニー本社1F Creative Lounge第0回・公開パイロット 2日目

    “あなたにとって大切な話”をしませんか?

    スライドの前で、問いを持ち寄って付箋を貼る参加者たち
    問いを持ち寄る
    「怒りを原動力に」と描かれたテーブルの模造紙
    テーブルのハーベスト
    吹き抜けのロビーで、二人で向かい合って話す参加者
    ペアで話す
    グラフィックの貼られた会場で、マイクを持って話すホストと参加者たち
    収穫とクロージング

    この日、参加したみなさんがつくった問いの地図です。写真を押すと、付箋に書かれた問いを、貼られた位置のまま文字で読めます。

    ホワイトボードに貼られた付箋の問いの地図。見出しに「てばなす」「自分自身って…」「他者と話すこと」「舞台」
    問いの地図(ホワイトボード)
    模造紙に貼られた付箋の問いの地図
    問いの地図(模造紙)

    組織や社会の中ではなかなか口にできないけれど、私個人にとって大事だと思う話は、いつするのか。基本のフレームやツールは1日目と同じまま、呼びかけ(入口)だけを変えて、個人の側から問いに近づいた一日です。

    当時の呼びかけ(Peatix)

    ホスト:伊勢田麻衣子・宮崎汐里・反町恭一郎

QUESTIONS

研究会の話し合いのなかで、まだ答えの出ていない問いがいくつも生まれています。どれも、現場で感じた「なんだかなぁ」や「これって、どうなってるんだろう」が出発点です。気になる問いを開いてみてください。同じことを考えてきた先人たちの仕事も、あわせて紹介しています。最後の朱色の3枚は、研究会でまだ言葉にできていない、これからの探究の入口です。

READING

研究会の記録は、ひとつの場所にまとめず、それぞれの書き手のもとに置いています。運営の開催レポートも、参加した人が自分のブログに書いてくれた記録も、ここから読めます。運営の研究日誌は、noteのマガジン「問いのリーダーシップ」にまとめています。

あなたの記録も、ここに置かせてください

参加した回のことを、ブログやnoteに書いたら、リンクを送ってください。運営で読ませていただいたうえで、このページに載せます。感想でも、問いのメモでも、長さも書き方も自由です。

記事のリンクを送る
MEMBERS2026年10月時点

ひとりの主催者ではなく、実践コミュニティで呼びかけています。運営も、共感して集まったメンバーが一緒に担っています。

このメンバーは固定ではありません。それぞれのニーズやタイミングに合わせて、関わり方を出したり引いたりしながら続けています。そして、イベントを重ねるごとに運営に加わる人が増えていくのも、この研究会の特徴です。

  • 木川久美子木川久美子
  • 伊勢田麻衣子伊勢田麻衣子
  • あるがゆうあるがゆう
  • 高柳謙高柳謙
  • 小川綾小川綾
  • 出山実出山実
  • 宮崎汐里宮崎汐里
  • 山内健山内健
  • 反町恭一郎反町恭一郎
ABOUT

職場で参加を相談するときなどに、この概要をそのままお使いください。

名称・主催・目的・活動・費用など、研究会の概要をくわしく見る
名称
問いのリーダーシップ研究会
主催
Art of Hosting 実践者ラボ/WORKARTS合同会社
目的
権限や肩書きではなく、日々の問いかけによって人と組織が動いていく「問いのリーダーシップ」を、実践者どうしで研究し、稽古すること
参加している人
呼びかけに応えて集まった人たちです。業界も、立場も、地域も、世代もさまざまです。これまでの参加者の例:メーカーで社内の推進や経理を担う人、新規事業やプロダクト開発に携わる人、コンサルティング会社や研修・人材育成の会社の人、広告やマーケティングの仕事をする人、編集者や新聞社のカメラマン、行政のDXに関わる人、スタートアップのコミュニティマネージャー、システムエンジニア、デザイナーやビジュアルクリエイター、コーチやファシリテーター、中高生の居場所づくりに関わる人、大学生 など
活動
  • 1DAY 研究会メンバーの職場や地域を会場に、問いを持ち寄ってひらきます。決まった周期ではなく、「ここでひらきたい」という人が現れたときにひらきます。いまは年に3〜4回。いろいろな会社や地域で、同時多発的に起きていくことを目指しています。
  • ふりかえりの時間研究会のあと、オンラインで、出てきた問いをみんなで眺め直します。
  • 参加型リーダーシップ道場「参加と対話」の基本を、回を重ねてオンラインで稽古します。秋冬の道場について
  • Art of Hosting 旭川旭川で3泊4日、寝食を共にしながら、参加型リーダーシップを実際にやって学ぶ合宿です。公式サイトへ
職場に持ち帰れること
  • 会議やプロジェクトで使える、問いの立て方
  • 参加型の場を設計し、進めるための型
  • ほかの業界や地域の実践者とのつながり
費用
各回の主催者やチームが決めます。くわしくは、各回のお知らせでご案内します。
成果の公開
メンバーそれぞれの研究や実践、ストーリーを集めて、書籍『問いのリーダーシップ』としてまとめる予定です。
参加のしかた
対面の場(1DAY 研究会など)に一度参加した人が集う、実践コミュニティです。お知らせは、ワークアーツの Peatix でお届けしています。
職場でひらきたいとき
企業や団体の中で同じような場をひらくときは、その組織が呼びかけ・主催になり、ワークアーツが場の設計と進行を支えます(お仕事としてお受けしています)。ご相談はこちら

ずっと向き合いたかった問いにともに取り組む力を鍛えたら、
私たちはどんな未来を今生き始められるだろうか?

What future might we begin to live today,
if we cultivate collective capacity to work with the questions we’ve long carried in our hearts?

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次の場のお知らせ

研究会は、対面の場に一度ご一緒した人たちが集う実践コミュニティです。

次の場のお知らせは、ワークアーツの Peatix でお届けしています。フォローしてお待ちください。

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主催:Art of Hosting 実践者ラボ/WORKARTS

問いの紙を手に、聞き合う参加者たち
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